MATERIAL
■LETHER 皮革材料
高田革工房
様にて購入
■オイルレザー「ブッテーロ」:
イタリア産、タンニン鞣しのオイルレザー。染料染色で彩度の高い発色。
絞の入っていないつるっとした表面でありながら、手に吸い付くようなしっとり感が特徴です。
■オイルレザー「トスカーナ」:

同じくイタリア産、タンニン鞣しのオイルレザー。
絞(シワ模様)が特徴です。油分をたっぷり含んでいるために、
しっとり柔らかく2mm程度の厚さでもソフトな感触です。
■手縫いロウビキ糸:

蝋が塗ってある手縫い用の糸です。16番手位の太さです。目打ち2mmで使っています。
■ラナパー:
ラナパージャパン
ドイツ産。 成分にビーズワックス(蜜ロウ)、天然の植物性オイルホホバ油を使用した皮革用手入れ剤。
ロウが入っているために比較的撥水効果が高いとされています。ほとんど無臭でべたつき感も無く伸びやすく使い易いです。
100mlで2000円とやや割高ですが、保革、撥水、クリーナー、カビ防止と効用が多いようです。
(ミンクオイルのような動物性の脂肪は使っていないので心も痛みません。)
東急ハンズの靴手入れ用品コーナーにもありました。
詳しくは上記HP参照。
※撥水比較:(左)処理なし(中)ラナパー(右)ミンクオイル
ミンクオイルでも水をはじいていますが、塗ったときの塗布ムラが出ています。
■METAL 金属材料
■チタン:TB340
志摩鋼業様より購入
チタンは軽くて強くて人に優しい金属です。主に下記の耐蝕性と軽さの点で採用しています。
チタンはプラチナと同等の高い耐蝕性を持っています。チタン材の表面に形成される酸化チタンの皮膜は非常に強固で、
室温では酸や食塩水などとは殆ど反応しません。
したがって、錆を生じにくい性質であり、特に手入れをしなくても光沢は変化しません。
またこの性質により肌に触れてもアレルギーを起こすことがなく、現在では肌に触れるアクセサリーや時計、
めがねに多用されることはもちろん、人工関節・人工骨にまで活用の範囲は広がっています。
チタンは鋼鉄と同等の強度を持つなど大変強い物質である一方、比重は4.5と質量は鋼鉄の45%と非常に軽いです。
なお地殻の成分として9番目に多い元素で、地球上に豊富に存在しています。
■押しバネ:須山スプリング製作所様より購入
■SUS六角穴付ボルト:丸栄産業様より購入
■WOOD 木材
■ココボロ:
中米産のマメ科の木。気乾比重1.04。硬度があるももの油脂分が多く加工しやすい。ナイフの握り,ギター,万年筆,キュー、杖等にも使用されます。
■パーロッサ:
マメ科の広葉樹。常緑高木。アフリカ産。日本では紫檀(したん)として有名。
古くから代表的な唐木として珍重され、磨くと美しい光沢が出ることから仏壇、高級家具、エレキギターのネックなどに用いらます。
■ウエンジ:
マメ科の広葉樹。アフリカ産。木質は重硬、強靭で狂いは少ない。
耐久性は非常に高く、キクイムシやシロアリの虫害にも強いといわれています。
■Finish for Wood 木工用表面処理
■木工オイル仕上げ:表面処理は、塗膜を形成せず木の感触の良く分かるオイル仕上げとしています。
乾性オイルが木地に浸透し内部で固化することで耐水性を発揮するものです。
オイルは荏油(えあぶら)です。
紫蘇(しそ)科の一年草、
荏胡麻(えごま)の実から
採った100%植物油の艶出し油で、古くから日本で使われているそうです。
説明書には有害な石油系の化学物質や防腐剤、
及び重金属などは含まず、安全。とあります。
近年アレルギーに効果があると言われてい
るアルファー・リノレン酸を50%以上含み
、精製されたものは食用に利用されています。
施工時にも比較的安心なのでこれを使用しています。
■FLASH MATERIAL WEBフラッシュ素材
■フラッシュ素材:
Kei Laboratory様素材を使用
■参考文献
■エイ出版社「ステーショナリーマガジンNo001」
■六耀社「日本産万年筆型録」
■誠文堂新光社「ミニ旋盤を使いこなす本」
■日本ヴォーグ社「革の技法」
■文化出版局社「バッグ作りの基礎ノート」
■NHK出版社「手縫いで作る革のカバン」
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